チマッティ神父記念コンサート 第一部 歌詞

1. CHRISTUS NATUS EST NOBIS (68)
キリストが生まれた
テノール    井上  久
テノール    佐藤 亘克
バリトン 二宮 周平
1920年作曲
 

Christus natus est nobis,
venite adoremus
Gloria in excelsis Deo
et in terra pax hominibus
bonae voluntatis

 

私たちにキリストが生まれた
拝みに来て下さい
天のいと高きところには神に栄光
地には善意の人々に
平和あれ

2. ANGELUS (368) 
お告げの天使
ソプラノ    森 美智子
ソプラノ    相馬 宏美
アルト    中屋早紀子
バリトン    川田 知洋
1902年作曲
 

Angelus Domini nuntiavit Mariae
Ave Maria, Ave Maria, Ave Maria.
Et concepit de Spiritu Sancto.
Ave Maria, Ave Maria, Ave Maria.
Ecce ancilla Domini.
Fiat mihi secundum verbum tuum.
Ave Maria, Ave Maria, Ave Maria.
Et Verbum caro factum est
Et habitavit in nobis.
Ave Maria, Ave Maria, Ave Maria.

 

主の天使がマリアに告げられた。
アヴェマリア、アヴェマリア。
マリアは聖霊によって身ごもられた。
アヴェマリア、アヴェマリア。
私は主のはしため、
御言葉のとおりになりますように。
アヴェマリア、アヴェマリア。
神の御ことばは肉となり、
私たちのうちに住まわれた。
アヴェマリア、アヴェマリア

3. CANZONE DELL’ INDOVINO MAGOG (27)
占い師マゴグの歌
オペレッタMADONNA DEL NIDO より
テノール    冨田潤一郎
1947年作曲
 

Chi non conosce Magog?
Magog, l’indovino veggente?
Non c’e sotto il ciel continente
Che ignori il sapiente Magog
Disvelo i celati tesori
Gli occulti pensieri penetro
Le trame scompiglio e il piu tetro
Rischiaro mortale mister.
Decifro ancestrale linguaggio
Che rechi o mortal sulla mano,
ti leggo il proposito arcano
che serri geloso nel sen!
La prova mi chiedi, l’avrai!
Non so se piu lieto sarai
Terrore, tormento e piacer
Ti dona svelato mister.

 

誰か知らぬか 占い師マゴグを 
先見者なる 占い師マゴグを。
地上にはどこにもいない
知恵者マゴグを 知らぬ国。
隠された宝をさぐる
隠れた思いを読み破る 
陰謀を暴いて乱す
人の秘密を明かす。 
遠い過去のお告げが解ける
その手に隠しているものも。
知られざる秘密を読み取る
胸にみなぎるものも。
まだ信じないか 見よ
これで喜ぶかしら 
恐れ、悩み、楽しみ
秘密を見れば味わう。

4. IL PICCOLO SPAZZACAMINO (980)
小さな煙突掃除 Romanza
ソプラノ    土居 愛実
G. Cagliero
1860年頃作曲
V. Cimatti和声
 

 Oh! Spazzacamin!
Spazzacamino, spazzacamino,
ho freddo e fame, son poverino.
In riva al lago dove son nato
Ho la mia mamma abbandonato,
come l'uccello che lascia il nido
per guadagnarmi qualche quattrin,
e tutto il giorno vo'intorno e grido
Spazzcamino, spazzacamin!
 Non ho nessuno che mi vuol bene
E che s'affligga delle mie pene
Ho gli occhi foschi, la faccia scura,
ai fanciulletti metto paura.
Si! Poveretto Si! Brutto io sono
Perfin la mamma dice al bambin:
Se d'ora innanzi non sarai buono,
chiamero il nero spazzacamin.
Spazzacamin!
 Torino e grande ma il paesello
Dove son nato mi par piu bello.
E sempre sempre vado col cuore
In riva al nostro Lago Maggiore.
E dico intanto: “Nel casolare
La mamma mia che mai fara?
Sara seduta al focolare
Oppur le reti aggiustra.
Spazzcamin!
 E quando al sorger del buon mattino
Ascolto il gemito del passerino,
che pur cantando onora Iddio
allor mi sveglio e prego anch'io.
Prego che presto arrivi il giorno
Che al mio paese possa tornar,
veder la mamma, saltare intorno,
metterle in mano tanti quattrin.
Spazzacamin!

 

 おお!煙突掃除!
煙突掃除、煙突掃除!
寒くて、お腹が空いている、貧しい。
生まれた湖の辺に
母を残した
巣立ちする小鳥のように
少し小銭を儲けるために
一日、街中を回って叫ぶ
煙突掃除、煙突掃除!
 愛してくれる人はなく
同情してくれる人もいない。
目は黒く、顔は暗い、
子供も怖がる。
貧しく、汚い者だから、
お母さんたちも子供に言う:
これからいい子でないと、
真っ黒の煙突掃除を呼ぶぞ、と。
煙突掃除!
 トリノの町は大きいが
私が生まれた村はもっときれいだ。
私の心の思いは
いつもMaggiore湖にある。
そして自分に問う「家では
母は何をしているだろうか。
暖炉の前に座っているか、
網をつくろっているか。」
煙突掃除!
 夜明けの朝早く
すずめの鳴き声が、
歌いながら神を賛美すると聞けば、
私も目が覚めて祈る。
私の願いは、早く
生まれ故郷に戻り、
母に会って、飛びついて
その手にたくさんの小銭を渡すこと。
煙突掃除!

5. たたえよ み母 (771)
ピアノ・ソナタ「国の肇を讃たえて」の編曲
ピアノ    水谷 直子
ソプラノ    森 美智子
ソプラノ    相馬 宏美
アルト    中屋早紀子
1944年作曲
   

第一楽章 マリアの偉大さ(神の御母)
めでたしや 天の后よ 
みあるじの使いはこぞり
かぐわしき声にてたたう
とこ永久に汝み栄えを めでたしや
いと高き み恵み充ち満てる 
めでたしマリア
 汝ともに み神はましませば 
おみ名のうち なれは祝せらる 
天土の造り主 なが子となりしこの栄え
人なれを幸いととなうべし よろず世に
いと高き み恵み充ち満てる 
めでたしマリア 

第二章 マリアの取り次ぎ(海の星)
おぉ おぉ 港はいずこ 
旅路を照らせ海の星
浮き世の海を横切りて 天の港へ我はゆく
たれぞ照らすや ゆく先を
み神のみ母 わが手引き 
まよえる我に道をさす
我が輝ける海の星 
風は叫びて 海おこり

 

荒波船を沈めんと 沈む沈む
マリア マリア あぁ!
 ふちをあけれど マリアこそ汝のぞみ
海の星 香しき手を差しのべて 
くるえる波に静まれと
御身ひとことさえ言わば
はやとくかえるやすけさは

第三楽章 マリアの光栄(わがよき后)
人々の后にこのやさし御母に 
天地にあれかし とことわのみ栄え
ひとぐさはこぞりて 声あげて賛たえよ
み主のみ母の 較べなきいさおを
美し 香し 我が良き后を喜び祝わん
美し 香し お花を捧げて
我が良き后を喜び祝わん
子供の心をみ母にうち明け 
つきざるわが愛 いざ皆誓わん
よろずよに我が良き后 喜び祝わん
心をみ母にうち明け
子供の心をみ母にうち明け
尽きざるわが愛 いざ皆誓わん

6. L’ARTICOL GRECO (385)
ギリシア語の冠詞 (ギリシア語の授業)
 
三重唱
テノール    島田 道生
バリトン    川田 知洋
バリトン    二宮 周平
1910年作曲
   

Decliniam l`articol greco,
decliniam l`articol greco
Al nominativo, al genitivo,
dativo, accusativo, vocativo,
singolare, maschile, femminile e neutro.
E poi al nominativo, genitivo,
dativo, accusativo, vocativo,
plurale, duale, maschile,
femminile e neutro.
 Coro1
 Ohime! Ohime! La barba viene
 Ohime! Ohime! La barba cresce
 E poi quando la barba avrem,
 cesserem di declinar.
 Coro2
 E poi quando la barba avrem,
 cesserem di declinar.
Nominativo - o, e, to
genitivo - tu, tes, tu
dativo, dativo, dativo - to, te, to
accusativo - ton, ten, to
vocativo - o
nominativo - oi, ai, ta
genitivo - ton
dativo - tois, tais, tois
L'accusative - tus, tas, ta

 

ギリシア語冠詞の語尾変化を学ぼう
ギリシア語冠詞の語尾変化を学ぼう
主格、属格
与格、対格、呼格の
単数の男性、女性、中性の冠詞を。
次は、主格、属格
与格、対格、呼格の
複数や二人の男性、
女性、中性の冠詞を。
 コーラス1
 いやだ、いやだ!ひげが生える(退屈だ)
 いやだ、いやだ!ひげが生える(退屈だ)
 ひげが伸びてしまったら
 語尾変化をやめよ!
 コーラス2
 ひげが伸びてしまったら
 語尾変化をやめよ!
主格(単数) − o, e, to
属格(単数) − tu, tes, tu
与格(単数) − to, te, to
対格(単数) − ton, ten, to
呼格(単数) − o
主格(複数) − oi, ai, ta
属格(複数) − ton
与格(複数) − tois, tais, tois
対格(複数) − tus, tas, ta