Concert Program

2014/07/01更新

 チマッティ・コンサート

シドッティ300周年記念コンサート
チマッティ神父
 
2014年9月15日(月・祝日) 14:00開演(13:30開場)   イタリア文化会館 東京 アニェッリホール
東京都千代田区九段南2-1-30
  主催  チマッティ資料館チマッティ神父音楽友の会
  後援  イタリア大使館 イタリア文化会館 カトリック新聞社  ドンボスコ社 サレジオ会
  入場は無料ですが、チマッティ神父列福運動のための献金をお願いいたします
 
プログラム
チマッティ神父キリシタン関係作曲による
フランシスコ・ザビエルからシドッティまでのキリシタンの歴史を歌う
 
1549年 フランシスコ・ザビエルが来日
     聖フランシスコ・ザビエルの歌601番 (1949年作曲)
  聖フランシスコ・サビエルの歌570番 (児童用)(同年作曲) 三重俳助作詞
  聖フランシスコ・サビエルに対する祈り586番 (同年作曲)
   
1559年 平戸での迫害
  Operetta「La croce sul colle」18番より(1943年作曲) C.Tassinari作詞
  N.6 La Tentazione 誘惑  悪魔たちのコーラスとトビアのソロ
        N.7 O Signora dell`Amor  愛の御母よ
         
1582年 4人の少年 西洋を訪れる
  天正の御代にローマに遣わされたる使者を偲ぶ歌 752番(1942年作曲) 木下杢太郎作詞
         
1597年 日本26聖人 殉教する
  日本の26聖人の歌974番 (1947年作曲) L.Del Col作詞
         
1600年 細川ガラシア夫人 命をささげる
  オペラ「細川ガラシア」22番より (1939年作) Heuwers作詞
  1幕と3幕より
         
1614年 慶長遣欧使節派遣される
  オペレッタ「支倉六衛門」23番より (1942年作) Heuwers作詞
  1幕と2幕より
         
1637年 島原のキリシタン弾圧
  オペレッタ「原城なく」34番より (1949年作) U.Romani作詞
  1幕と3幕より
         
1540年 外国人と結婚した女性「ジャガタラ」へ追放
  ジャガタラの娘745番 未完成Operetta「ジャガタラ」より (1942年作)
         
1569年 全国に絵踏み制度が導入される
  踏絵 642番 (1949年作) 上田敏作詞
         
1585年 キリシタン屋敷でキアラ神父死去 
  解説 チマッティ資料館の庭の墓碑
         
1708年 シドッティ神父 屋久島上陸
  「漁師の歌」678番 演劇「最後の殉教者」より C.Tassinari作詞
         
         

司会・解説 亀井 小百合      
         
出演 合唱 彩の国上尾少年少女合唱団 女声合唱団四季
  指揮 友清 和親 ピアノ    岩瀬 彩  
  合唱 コ−ロス エスピリトゥス
  指揮 島田 道生    
         
  ソプラノ 相馬 宏美    
  ソプラノ 盛田 麻央    
  メゾソプラノ 相田 麻純    
  テノール 島田 道生    
  テノール 太田 賢治    
         
  ピアノ 石川 百合子    
            ピアノ         水谷 直子                     

 


シドッティ300周年を記念する 
 今年、鎖国時代の最後の宣教師Giovanni Sidottiの帰天300周年にあたり、チマッティ資料館とカトリック碑文谷「江戸のサンタ・マリア教会」が中心になって、イタリア大使館の協力を得て、記念行事を企画しています。

 Sidotti神父は、イタリア・シチリア島生れで、1708年、鎖国中日本に潜入し、キリシタン屋敷で新井白石から尋問を受け、1714年(1715年?)10月10日殉教しました。尋問にあたった新井白石は、その証言にもとづいて『西洋紀聞』と『采覧異言』を著し、師が持参していた「親指の悲しみの聖母」の銅版画のスケッチも描きました。1954年、そのスケッチに基づいて東京国立博物館でその絵画が発見され、同年に落成されたカトリック碑文谷教会がそれにちなんで「江戸のサンタ・マリア教会」と名付けられました。その際、国立博物館は同教会に原画を展示することを許可しました。

  1941年、Sidotti神父の研究に携わっていたClodoveo Tassinari神父は『殉教者シドッティ』(ドンボスコ社)を著しました。彼は、1943年、シドッティより20数年ほど前にキリシタン屋敷で死んだGiuseppe Chiara神父の墓碑を発見しました。このChiara神父は、後に遠藤周作の『沈黙』の主人公のモデルとされました。その墓碑は、今、調布のサレジオ神学院のチマッティ資料館の庭に保存されています。2014年の春、1万以上のキリシタン文書がバチカン図書館に発見されたニュースが話題になりました。これらの文書をそこに送ったのはTassinari神父の仲間Mario Marega神父でした。二人は、日本のサレジオ会の長上であったチマッティ神父からキリシタンの研究に仕向けられましたが、チマッティ神父もオペラ「細川ガラシア」をはじめ、キリシタンに関する多くの作曲を発表した音楽家でした。

 以上のとおり、シドッティ神父やキリシタンの研究に携わった日本のサレジオ会は、今年、シドッティ神父の帰天300周年を記念するために、次の企画に取り組んでいます。

 
9月15日(月, 祝) イタリア文化会館でのコンサート
10月4日(土)〜13日(月) 碑文谷サレジオ教会で東京国立博物館所蔵銅版画「親指の聖母」の展示(予定)
    新井白石の『西洋紀聞』などの関連資料の展示
10月13日(月, 祝) 10:30 小石川のキリシタン屋敷への巡礼
(現地集合:茗荷谷駅 徒歩10分)
    14:00 カトリック碑文谷(サレジオ)教会での記念ミサ
      ミサ後、シドッティについての講演
11月8日(土)〜10日(月) Sidotti師上陸の屋久島、鹿児島、宮崎への巡礼

 


(お問い合わせ先) チマッティ資料館チマッティ神父音楽友の会
〒182-0033 調布市富士見町3-21-12 サレジオ神学院内
TEL:070-5590-0890(直通) 042-482-3117  FAX:042-490-6707

URL:http://www.v-cimatti.com