チマッティ資料館について

資料館外観

 当資料館は1983年、当時のチマッティ神父の列福調査担当者であったクレワコーレ神父の尽力により実現しました。
 サレジオ神学院敷地内にあり、師の胸像レリーフが入った建物が建っています。窓にはイタリア製のステンドガラスが飾られて、1階には事務室と音楽資料室、2階には展示室があります。
 1階の資料室と2階の展示室には、次のような大事な資料が収められています。


日本の学術雑誌も注目のチマッティ資料館

 日本の国際歴史学会学術誌「Historia scientiarum」の2018年3月号に、イタリアボロニャ大学付属の世界的に有名な地学博物館館長のG.B.ヴァイ氏とS.マラビーニ氏の共著で、東京大学考古学の山田俊弘教授が監修した17ページほどの記事が記載されました。
 自然科学博士でもあるチマッティ神父は、自然科学の勉強において、教科書だけでなく、実物を手に取って観察すべきだと考え、イタリアのトリノ市にあるヴァルサリチェ学院の博物館をモデルにして、同じようなものを日本に作ろうとしました。チマッティ神父は、戦前、宮崎のサレジオ小神学校のために、外国から化石と鉱物の標本を取り寄せたり、日本の植物、昆虫、貝類などを採取したりして教室で陳列しました。
 生前のチマッティ神父は、ボロニャ大学の博物館と交流があり、化石などを送っていただいていました。戦後もその採取を継続し、調布サレジオ神学校で保存して、現在は、チマッティ資料館に展示しています。特に注目されるのは、イタリアのボルカから送られてきた魚や植物の化石です。約150万年前にさかのぼるもので、その地域の地質のおかげで形が非常に鮮明に残っており、世界的にも有名なもので、おそらく日本では他に見られないものと思われます。
 チマッティ資料館を見学したマラビーニ氏はこのことに気づき、親友の山田俊弘教授と一緒に訪れ、この資料館をもっと知らせるべきだと判断しました。山田俊弘教授も日本では、教育を目的とするこのような資料館は前例が無いのではないかと思いました。


見 学 等




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