(38)神への愛とマリア様へのメッセージ

宮崎1926年11月7日
Valentini Eugenio神学生へ

わがエウジェニオ君

この手紙を書こうとしたとき、君の手紙が届いた。(……)

新しい任務はよかったね。マリア様ご自身が、君が望むとおり、自分の養成を完成できるように、〔訳者注 サレジオ会発祥地であるトリノの〕オラトリオに送られることを望まれたのだろう。今までのように、良いサレジオ会員になるため、正しい道を進み、できるだけ多くのドン・ボスコの著作を読みなさい。そこは、たくさんの著作がそろっている場所だ。

君は言う、「いつ私の心は、イエス様の愛に抵抗しなくなるのだろうか」

それは、間違いなく、そう君が決める時だ。寛大であるようにしなさい。そして、イエス様が何かをお望みになる時、「はい、どうぞ!」と答えなさい。また、自分の心がこの世のものに愛着しないように警戒しなさい。(……)

その他は、安心しなさい。新年と、クリスマスと、無原罪のお祝いをおめでとう。この手紙が着いたら、時間をつくり、すぐに扶助者聖母マリアの大聖堂に行って、マリア様の前でこの祈りを読み上げなさい。「マリア様、チマッティ神父は、私がここに来て、こう申し上げるよう願いました。マリア様、私たちは、あなたを愛しています。イエス様にこうおっしゃってください。私たちは、心身とも、今も、いつまでも、あなたの者でありたいのです」

心から君を抱きしめて、祝福する。快活、善良、勤勉、献身的でありなさい。

君の V・チマッティ神父